福岡県酒造・卸組合提携 共同企画「しぼりたて」発売

2016年02月03日

 【福岡】2月5日、福岡県酒造組合(組合員70者=清酒61・焼酎9、江﨑俊介会長)と福岡県卸酒販組合(同30者、本村康人理事長)が提携し共同企画する清酒商品「新米(県産米)新酒しぼりたて」が発売される。前日の4日、メディアや小売・卸業者を対象に試飲会も催す。

 特約や帳合に由来する枠組みを越え、福岡県産酒の振興を目指すもの。「両組合が商品情報・流通経路を共有することで、今まで取引の無かった蔵元の酒類についても商品調達を可能にし、地元消費者の商品選択の幅を広げる」。取組は2013年9月発売「ひやおろし」でスタート。14年夏季に焼酎での企画もあったが、15年以降は年2回、清酒企画で展開し、今回で第7弾となる。

 「しぼりたて」は福岡県産米を使った火入れ酒。生貯は対象、本生・生々等は対象外。県内16蔵が参加し、各蔵1銘柄、全16銘柄24アイテム(1・8l、720ml、300ml)を販売する。蔵元は商品を1ケース単位で卸へ直送。小売への直送はしない。運送費は蔵元が価格に折り込む。統一ボトルやラベルは使用せず、オリジナルの統一首掛けで差別化する。

 昨年「しぼりたて」販売実績は1万6567本(1・8l/3336本、720ml/1万2131本、300ml/1100本)だった。