ミツカン 鍋つゆイベント

2015年08月20日

 【東京】ミツカングループは7月30日、中央区の同社東京ヘッドオフィスで「食のトレンドから探る 今年の鍋は『塩』と『ハイブリッド』」をテーマとしたプレスイベントを開催した。

 同社は食のトレンドとして塩を打ち出した商品「塩パン」「ソルトアイス」「塩キャラメル」などの流行に加え、クロナッツ、ティラミスパンケーキなどハイブリッドスイーツがブームになっていることに着目し、今年の鍋トレンドについてディスカッションやプレゼンテーションを行った。

 はじめに、ディスカッションとしてパネリストに㈱柴田書店の大澤哲氏、㈱クーニーズ・アソシエの青島邦彰氏を招き、食のトレンドについて意見を交わした。

 その中で両氏は、今後のトレンドとして「熟成肉」「甲殻類と貝類」の注目素材が挙げられ、「あっさりコクあり」の味付けで食材そのものの味を重視する動きが出ていると分析した。加えて、二つの人気料理を組み合わせた「ハイブリッドメニュー」と、顧客の興味を引く「相反ワード」がキーワードになるとした。

 プレゼンテーションでは「今年の鍋つゆトレンドとミツカンの政策について」と題して同社取締役MD本部長の石垣浩司氏が説明を行った。

 その中で石垣氏は同社の鍋メニュー活性化政策として、味付け鍋については①主力パウチタイプの更なる刺激=既存品RN・新商品2品では昨年以上のTVCMを投下。地鶏塩ちゃんこもTVCMを投下②個包装への対応=「〆まで美味しい」シリーズでの個包装発売――を発表した。

 水炊き・しゃぶしゃぶについてはメニューバラエティ提案により各年代の活性化を目指すとした。また、すき焼きカテゴリでは豚肉を美味しく食べられる新商品「すきしゃぶつゆ」を発売する。