5月の全国企業倒産集計

2014年07月14日

民間の信用調査会社・帝国データバンクが発表した5月の全国企業倒産集計によると、倒産件数は733件となり、前年同月比22・8%減、負債総額は1790億8300万円で16%の増加となった。

 同月の酒類販売業者倒産件数は5件で前年同月並み。負債総額は3億9500万円で前年同月の3億3800万円に比べ微増となった。

 今年に入ってからの酒類販売業者倒産件数は▽1月=6件(前年同月3件)▽2月=6件(3件)▽3月=5件(8件)▽4月=4件(4件)▽5月=5件(5件)――となっている。

 今後の見通しとして同同社は「消費税率引き上げ後、4月の売上は『想定通り』した企業が多い一方、零細企業からは『想定以上の落ち込み』との声も聞かれており、この影響は今年後半の件数増加要因となるだろう」と分析している。