六花酒造 純米酒「奈良美智デザインカップ」全国発売

2006年06月27日

  【青森】六花酒造(弘前市、北村裕志社長)は、青森県内で先行発売中の奈良美智デザインカップ「純米酒A to Z Cup House」を6月20日から数量限定にて全国で発売した。
 同社がある弘前市出身の現代美術家・奈良美智氏の今夏開催の大規模展覧会「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」とのコラボレーションで生まれたもので、売上金の一部が展覧会の基金となる。展覧会の会場となる吉井酒造煉瓦倉庫は、戦前東北最大の酒造所で、戦後はフランス人を招き、日本で最初の林檎酒(シードル)を醸していた。「奈良美智、その故郷である弘前、そこにたたずむ酒造倉庫、この3つを融合させた時、そこに新しい企業メセナ(芸術文化支援)の形が生まれた」(同社)。
 同商品のパッケージは、奈良氏デザイン3アイテム。青森県産米と白神山系地下伏流水だけで造られた、淡麗な口当たりとなめらかなのどごしが調和した純米酒を入れたセット。包装に関しては、小屋型の特製化粧箱を採用し、小屋の窓から、カップデザインが見えるように演出している。全国出荷分から、6セット入り外箱のデザインおよび仕様変更を行った。
 ▽容量=180MLカップ×3本▽アルコール度=15度以上16度未満▽日本酒度=プラス3▽酸度=1・6▽価格=1575円


0630nara-cup.jpg