オエノンGの秋田県醗酵工業 清酒などを再度値上げへ

2023年06月07日

 オエノングループの秋田県醗酵工業㈱(大原孝浩社長)は、同社が製造・販売する清酒、甲類焼酎、甲類乙類混和焼酎、乙類焼酎、リキュール、スピリッツの一部商品の販売価格を10月2日出荷分から値上げすることを決定した。

 同社では、昨年6月以降、清酒、合成清酒、甲類焼酎、甲類乙類混和焼酎、乙類焼酎、リキュール、スピリッツの価格改定を実施しているが、「その後も国際情勢の混乱によって、お酒の原料となる穀物価格、瓶などの容器包装品の資材価格、物流費などあらゆるコストの上昇が続いており、今後も引き続き、この状況が継続すると想定している。当社ならびに同社では、固定費をはじめとした経費削減などの企業努力を重ねてきたが、それだけではコスト上昇を吸収するのは困難な状況であることから、さらなる価格改定を実施せざるを得ないと判断した」としている。

 対象商品は、清酒「一滴千両」など14アイテム(16SKU)、甲類焼酎「そふと新光」など2アイテム(7SKU)、甲類乙類混和焼酎「ばっけ焼酎」など2アイテム(5SKU)、乙類焼酎「ブラックストーン」など19アイテム(22SKU)、リキュール・スピリッツ「秋田サワーの素」「秋田杉GIN」など12アイテム(14SKU)となり、参考小売価格ベースで清酒は1・5~36・5%程度、甲類焼酎は1・3~1・6%程度、甲類乙類混和焼酎は7・7~9・1%程度、乙類焼酎は0・9~13・2%程度、リキュール・スピリッツは1・4~15・9%程度の値上げとなる。