小正嘉之助蒸溜所『シングルモルト嘉之助』 SFWSCダブルゴールド

2023年05月18日

 小正嘉之助蒸溜所(鹿児島県日置市、小正芳嗣社長)のシングルモルトウイスキー『嘉之助』が、米国で開催されたサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)2023「ジャパニーズ ウイスキー部門」でダブルゴールド及びゴールドを受賞した。

 米国の酒類業界紙「テイスティング・パネル・マガジン」などが主催し、2000年に設立された「北米最大かつ国際的なスピリッツコンペティション」 。各国のバーテンダー、シェフ、ホテルマン、流通バイヤー、ジャーナリストなどがブラインドテイスティングによって審査し、カテゴリーごとにダブルゴールド・ゴールド・シルバー・ブロンズを選出している。

 今回ダブルゴールドを受賞した『シングルモルト嘉之助 2022 LIMITED EDITION』は、2017~19年に同蒸溜所でノンピート麦芽を使用し製造したシングルモルトジャパニーズウイスキー。シェリー樽で熟成した原酒をキーに、複数の樽をヴァッティング、カスクストレングスでボトリングしている。▽発売日=2022年6月24日▽アルコール度数=59%▽内容量/小売価格(税込)=700㎖/1万3750円

 ゴールド受賞の『シングルモルト嘉之助』は、3基のポットスチルで造り分けた原酒を、樽貯蔵焼酎「メローコヅル」で使用したアメリカンホワイトオークのリチャーカスクで熟成したものをキーモルトにブレンドを吟味しボトリングしている。▽2023年1月18日▽48%▽700㎖/9900円

 嘉之助蒸溜所(鹿児島県日置市日吉町神之川845―3)は2017年11月に始動したウイスキー専用蒸溜所。二代目嘉之助が評した〝日本一夕日が美しく映える〟南国鹿児島の海辺に建ち〝MELLOW LAND,MELLOW WHISKY〟をコンセプトに、独自の3基のポットスチルでの原酒造り、東シナ海に面する貯蔵庫での熟成により「メローで味わい豊かなジャパニーズウイスキーを生み出している」。

 小正嘉之助蒸溜所㈱は2021年8月、小正醸造㈱から分社し設立されている。