「水口酒造」純米吟醸酒 「さくらひめ酵母」販売

2023年03月28日

 【中四国=愛媛】清酒・ビール・焼酎・クラフトジン・食品など多彩に製造する水口酒造(愛媛県松山市)は、産官学連携開発の酵母で仕込んだ仁喜多津(にきたつ)の純米吟醸酒「さくらひめ酵母」(720㎖びん税別2千円)を3月30日(木)から販売すると発表した。芳醇なやや甘口で「オール愛媛のテロワールを楽しんでほしい」と売れ行きを期待している。

 県が独自開発した花「さくらひめ」から分離・培養した「愛媛さくらひめ酵母」で、4タイプのうち今回「タイプ    ―  1トロピカル」を使用。文字通り果実を感じさせるトロピカルな香りが特徴で、適度な甘さと爽快な酸味が調和している。

 精米歩合60%の県産酒造好適米「しずく媛」を100%使い、アルコール16度、日本酒度マイナス1、酸度1・8、アミノ酸度1・7。様々な料理に合うが、冷やすとより香りを楽しめ、中でも赤身のステーキや鳥の照り焼きがお勧めという。