ガシャポンに『焼酎と郷土料理』

2023年03月16日

【九州】九州の本格焼酎メーカー5社と、バンダイ「ベンダー事業部」(本社・東京都台東区)のカプセルトイ「ガシャポン」がコラボ。蔵元各社の人気商品とご当地の郷土料理を再現したミニチュアフィギュア全5種『焼酎と郷土料理』(1回400円・税込)が3月第3週から順次、全国の玩具売場・量販店・ガシャポンバンダイオフィシャルショップをはじめとするカプセルトイ専門店などで販売される。3月2日(ミニの日)に発表した。

焼酎に合う地域の食べ物と共に、九州の本格焼酎の魅力をエンターテインメントで高めたいと願う蔵元と、大人を魅了するガシャポンを目指すバンダイの共同企画で、コンセプトは「#焼酎は面白い」。日本酒にまつわるガシャポン商品を企画した経緯から「焼酎と料理が育む、その地域ならではの食文化」に着目。人気焼酎のボトルとグラス、お箸付きの郷土料理のミニチュアを組み合わせた。「各銘柄のボトルと料理をリアルに再現したミニチュアは、焼酎ファンの方はもとより、日頃焼酎を飲まない方にも本格焼酎とご当地の郷土料理に親しんでいただける内容」。エンタメを入り口に、焼酎と郷土料理の面白さ、奥深さを知る機会を創出したいという。コラボ参画の蔵元は「焼酎とエンタメのコラボによるコミュニケーションを通して、自社商品のさらなるファン拡大と併せ、本格焼酎と九州の食文化の発信力を高めるための活動を今後も行っていく」としている。

ミニチュア瓶は高さ約3・8~4・5㎝で、液体は入っていない。実際の瓶のおよそ6分の1サイズで、ラベルやロゴデザイン、ボトル形状の細部まで再現している。カプセルには銘柄、郷土料理、蔵元情報を記載したミニブックを封入。実際の商品や蔵元への興味喚起を図る。

▽玄海酒造(長崎県壱岐市、山内昭人社長)=『壱岐スーパーゴールド 22』米麹と大麦を使用しホワイトオーク樽で貯蔵熟成させた本格麦焼酎×壱岐豆腐(壱州豆腐)▽光武酒造場(佐賀県鹿島市、光武博之社長)=『魔界への誘い』一度飲んだら闇つきになる魔界へと誘われてしまうかのような飲みやすさが特徴の黒麹芋焼酎×呼子(よぶこ)のイカ▽三和酒類(大分県宇佐市、下田雅彦社長)=『いいちこ 25度』厳選した大麦・大麦麹と清冽で良質な水からつくられたまろやかで飲み飽きしない本格麦焼酎×宇佐からあげ▽高橋酒造(熊本県人吉市、高橋光宏社長)=『白岳しろ』スッキリとした飲み口とふくよかな米の旨味で美味しい料理を引き立てる本格米焼酎×辛子蓮根▽濵田酒造(鹿児島県いちき串木野市、濵田雄一郎社長)=『だいやめ~DAIYAME~』瑞々しいライチを想わせる甘い香りとキレのある後味を実現した本格芋焼酎×さつま揚げ。

ミニチュアの出来栄えについて蔵元の1社は「クオリティの高さにとても驚いた。再現率200%」だとしている。

また企画参加理由では以下挙げられた。新たなチャレンジで期待は大きい。▽小さい子どもから大人まで幅広い年齢の方々が楽しむガシャポンによって、当社が造る商品を多くの方に知っていただけるきっかけになる▽自社商品が日本中の人たちの手にとられると考えるだけでとてもワクワクする▽九州の蔵元さんが集まることで九州の魅力の一つに焼酎があると表現できる。焼酎が持つクラフト感も感じていただける▽こだわり抜いた焼酎を知っていただくためにはきっかけが必要。何が出てくるかわからないワクワクとドキドキ感はカプセルトイの魅力。エンタメを入り口に、様々な原料で個性豊かな香味を生み出す焼酎の面白さを地域の魅力と共に発信できる。