ラグビーW杯開幕目前 ハイネケン・キリン社長が熊本県知事を表敬訪問

2019年09月09日

 【熊本】ハイネケン・キリン㈱トニー ウィーラー社長(40)が9月4日、ラグビーW杯開催地の一つ、熊本県の蒲島郁夫知事を表敬訪問した。ハイネケン社はW杯のワールドワイドパートナー。大会盛上げを日本各地の地域活性化にもつなげる。6月下旬からはトロフィーデザイン瓶・缶製品を販売しており、知事に贈呈した。

 表敬にはキリンビール南部九州支社・安武直幸支社長らが臨席。復興途上の熊本城を視察後、県庁へ赴いたウィーラー社長は「スポンサーとなり応援しているのはラグビーをリスペクトし、パッション、インターナショナルな精神に共感しているから。日本でのW杯はアジア初で、熊本でも素晴らしい試合になると期待している」と語った。

 W杯は9月20日~11月2日、12都市で試合がある。熊本では10月6日フランス対トンガ、10月13日ウェールズ対ウルグアイ。2試合で6万人の観客動員を見込んでいる。蒲島知事は「ラグビーのサポーターとビールは切り離せないものと聞いている。ここ熊本でもハイネケンのビールを片手にファン同士の交流が広がることを愉しみにしている」と応じた。自身ハイネケンが「大好き」でオールブラックスのユニフォームを持っているという。

 キリンビールはハイネケンを国内で製造販売。観戦チケットや限定グッズなどが当たる飲食店・量販店プロモーションを展開する。併せハイネケンが飲める飲食店マップと観光情報を配布配信する。試合開始に係るコイントスを間近で見る特別なスタジアムツアーも催す。

 W杯の試合は九州では熊本・大分・福岡で開催され、キリンビール「九州統括本部」(三宅清三郎本部長)が大会期間中、ファンゾーン<▽熊本市=花畑広場・シンボルプロムナード▽大分市=大分いこいの道広場▽福岡市=JR博多駅前広場>でハイネケンを提供する。開設日は3市で異なる。

 九州では大会機運の高まりから今年1-8月ハイネケン販売数量が前年比約2割増で推移。期間中は前年比2倍を目指す。地域活性化への貢献は“世界一の九州・沖縄をつくろう。”スローガンに基づくキリングループ施策に合致するものだ。