「金鹿」の灘酒造 民事再生法申請、営業は継続

2006年03月08日

 【兵庫】清酒「金鹿」の灘酒造(西宮市、植田伊織社長)は3月7日、民事再生法の申請を神戸地裁尼崎支部に申請した。帝国データバンクによると、負債総額は8億2500万円とみられている。
 阪神大震災で蔵が被害を受けたのに加え、清酒の消費低迷が重なって、借入負担が増加。低価格の小型パックを中心に需要の回復を図ってきたが、金融機関が収益の回復は見込めないと判断した。同社は同市内の清酒大手、大関に支援を要請している。営業は継続する。