経済産業省は日本酒の付加価値向上に資するPR情報を多言語で発信するスマートフォンアプリ「sakefan World」を10月22日からAppStoreで提供を開始した。同時にホームページ(http://www.sakefanworld.info)の運用も開始した。
「sakefan World」は日本酒ラベルを読み取ることで、アルコール度数や使用酒米、精米歩合など基本情報が画面上に表示されるほか、適した飲み方、食べ合わせメニューも紹介する。また、動画や写真による酒造りのストーリーや作り手の思い、蔵元や周辺地域の情報などを多言語で発信するスマートフォンアプリとなっている。
また、日本酒の情報を外国人により分かりやすく伝えるために、独立行政法人酒類総合研究所が作成した標準的英語表現リストを用いた。
10月22日から24日にシンガポールで開催された「Oishii Japan2015」でアプリ体験および日本酒の試飲会を実施した。
同省では今後、関係省庁の協力も得ながら日本酒関連イベントでの実証などを通じ、日本酒の海外輸出の促進と蔵元を中心とした地域活性化を推進していきたいとしている。