大関、食品新事業への拡大を、真富士屋食品の全株式取得

2015年10月27日

 大関は、真富士屋食品株式会社(静岡県静岡市・橘川義弘社長)と出資契約を締結し、2015年9月30日に全株式を取得して完全子会社とした。

 真富士屋食品は1960年に設立され、ふりかけなどの乾燥食品やスープやめんつゆなどの液体食品、レトルト食品など多様な食品の製造販売を行っている。日本ではじめてアセプティック(無菌化包装)を行うなどの技術の向上につとめている。

 大関では主力の清酒事業だけでなく、発酵を核とした食品事業への展開を目指し、積極的に新事業の拡大にも取り組んでいる。今回、高い技術力を有する真富士屋食品をグループに迎えることで、両社のこれまで培った経営資源を相互に活用し、新たな商品開発など更なる事業発展を目指している。

 【真富士屋食品・会社概要▽会社設立=昭和35年1月▽資本金=1000万円▽年商=10億800万円(平成26年8月期)▽本社所在地=静岡県静岡市駿河区中野新田123番地▽工場=静岡工場(静岡市駿河区中野新田123番地)、焼津工場(焼津市大島911番地)▽営業品目=乾燥食品(ふりかけ・味噌汁・お吸物)、液体食品(めんつゆ・ラーメンスープ・たれ類)、レトルト食品(カレー・炊き込みご飯の素)他