菱食 広島にフルライン物流センター落成

2006年02月22日

 【広島】菱食(本社・東京都大田区)が本社直轄の物流センターとして広島市に建設中であった「広島フルライン物流センター(広島FLDC)」がこのほど完成し2月14日、得意先や関係者に披露した。本稼働は3月1日から。
 広島自動車道・西風新都インター近くの広島市安佐南区、セントラルシティ内に、敷地面積約5万1600平方m、建物面積約1万9000平方m、総投資50億円で建設された広島FLDC。常温帯だけでなく低温度帯までを含む全温度帯フルライン物流センターとなっており同社では初めて。
 常温帯では、加工食品2500アイテム、菓子2300アイテム、酒類700アイテムなど計約5700アイテム。低温帯では、アイス・冷凍食品650アイテム、水産・惣菜350アイテムなど計約1000アイテムを扱い、常温帯で210億円、低温帯で140億円の取り扱いを見込んでいる。
 また、業界としては初となるICタグ付きのクレート(通い箱)を採用することで物流の効率化、誤配防止などにつなげていきたい考え。