伊藤忠食品 スハラ食品を子会社化

2012年01月26日

 伊藤忠食品は、昨年12月20日に開催した取締役会で、同社の持分法適用関連会社であるスハラ食品(本社・小樽市堺町、村山圭一社長)の株式を追加取得し、連結子会社化することを決議した。

 今回の株式追加取得について、同社は「北海道エリアにおける両社の基盤強化について検討してきたが、当社がスハラ食品の株式を追加取得し、連結子会社化することで、北海道エリアにおける当社グループの営業基盤強化および物流効率化の実現によるグループメリットが発揮できるものと判断した」としている。

 これまで同社は、スハラ食品の株式を66万5000株、発行済み株式の35%を取得してきたが、今回新たに121万6000株を取得する。所有予定株式数は従来分を合わせて188万1000株となり、所有割合は全体の99%となる。なお株式取得日は4月2日を予定しているため、24年3月期の連結業績予想に変更はない。

 スハラ食品は明治40年創業の食品卸で、資本金は9500万円。伊藤忠食品は、これまで35%の株式を所有しており、常勤取締役が1人出向している。