アサヒグループホールディングスは7月21日、マレーシア清涼飲料2位のペルマニス社の全株式を親会社であるCI社から取得する株式売買契約を締結したと発表した。
ペルマニス社の買収で、マレーシア飲料市場での拠点を確保するとともに、東南アジア市場全体への進出の足がかりとし、同地域での中長期的な事業拡大を狙う。
ペルマニス社は、マレーシアの飲料製造・販売会社で、自社ブランドでは「チル」や機能性飲料の「エクセル」、炭酸飲料の「フロスト」、ミネラルウォーターの「ブルー」のほか、マレーシアにおけるペプシ社の独占的ボトラーとして「ペプシ」「ミリンダ」「セブンアップ」「ゲータレード」などのブランドを製造販売しており、炭酸飲料や機能性飲料、コーヒー、紅茶、果汁、ミネラルウォーターなど飲料市場で広範な商品ポートフォリオを有している。2010年6月期の純売上高は約127億円、営業利益は12億円。今後、マレーシア政府関連機関およびCI社の臨時株主総会の承認などを得て今年11月を目途に株式売買を実行する。買収価格は約216億円。
アサヒグループホールディングスは、2009年に買収したシュウェップス・オーストラリア(オーストラリア)や今年7月に公表したP&N社(同)のミネラルウォーター類および果汁の飲料事業の取得、またチャーリーズ社(ニュージーランド)の株式公開買付けによる取得などオセアニア地域での飲料事業の拡大を進めており、今回の買収によって東南アジア、オセアニア地域で研究開発から製造、販売までのサプライチェーン全般においてシナジーを追求し、アジア・オセアニア全域における飲料事業の成長を図っていく。
同社グループは2015年までの長期ビジョンとして売上高で2兆円から2兆5000億円、海外事業の売上構成比を20%から30%程度に引き上げることを目標に掲げている。
