訃報 長部二郎氏(大関元副社長)

2007年06月01日

 大関相談役で元同社代表取締役副社長の長部二郎氏が、かねてから病気療養中のところ、5月25日に逝去した。78歳だった。

 長部氏は昭和3年9月生まれ。27年に神戸商科大学(現神戸大学)卒業後、長部文治郎商店(現大関)に入社。31年取締役、40年常務取締役、45年専務取締役を経て50年には取締役副社長に就任。54年に代表取締役副社長となり、兄で同社社長の長部文治郎氏を長く補佐してきた。在職中は主に営業畑を歩き、その飾らない人柄と穏やかな性格で得意先を含めた多くの人から慕われ、「大関の顔」として長く第一線で活躍した。また吹上焼酎やオーゼキF&Cなど、関連会社の社長も歴任した。

 平成15年に現職に就任する一方、西宮自家用車協会相談役名誉会長、(財)加藤朝雄国際奨学財団理事、西宮青年会議所OB会会長など、数多くの公職を務めた。同社では社葬を執り行う予定だが日時・場所などは未定。