清酒輸出 1―10月累計で10・7%増

2018年12月17日

 財務省貿易統計によると今年1―10月累計の清酒の輸出数量は2万613klとなり前年に比べて10・7%の増加となった。また金額ベースは177億202万円となり前年に比べて19・9%の増加となり、清酒の輸出は、数量、金額ともに好調な推移が続いている。

 1―10月累計の清酒の輸出数量は、合計で2万613klで前年同期に比べて10・7%増加して推移した。

 清酒輸出先上位五カ国で見ると、▽アメリカ=4925klで3%増▽韓国=4149klで12・7%増▽中国=3340klで36・2%増▽香港=1735klで19・7%増▽台湾=1633klで5・1%増――となり、上位五カ国ではすべて前年実績を上回り、10カ国で見ても10位にランクインしているドイツ(10%減)を除いた9カ国で前年を上回って推移している。

 また、同期間の輸出金額は全体で177億203万円となり、前年同期に比べて19・9%の増加で推移した。

 金額ベースの上位五カ国は、▽アメリカ=51億4831万円で3・8%増▽香港=30億1554万円で38・2%増▽中国=28億2239万円で46・7%増▽韓国=16億9533万円で16・5%増▽台湾=10億528万円で35・9%増――となり、金額ベースでも上位五カ国すべてで前年を上回り、上位10カ国では10位の英国(8・2%減)のみ前年実績を下回っての着地となった。

 なお、主要酒類の1―10月累計の輸出数量/輸出金額は、▽ビール=9万7910klで3・5%増/107億7307万円で3・1%増▽ウイスキー=5462klで15・3%増/133億1409万円で14・2%増▽リキュール=8762klで7・1%減/43億8425万円で11・8%増――となり、いずれも好調に推移している。