「大関蔵開き」に8千人 「辛丹波」原酒も提供

2018年03月13日

 【兵庫】大関は3月3日、年に一度の酒蔵開放イベント「大関蔵開き」を西宮市今津出在家町の寿製品庫(本社物流センター)で開催し、8000人以上が来場した。

 同イベントは、蔵開きの日しか味わえない「朝搾り生原酒」をはじめ、さまざまな日本酒を楽しみながら「大関ブランド」に親しんでもらうもので、開場時間から多くの来場者が訪れた。

 同日は、「朝搾り生原酒」とともに、今年で発売30周年を迎える「辛丹波」の生原酒の有料試飲(ともに1杯100円)を行った。また会場には、焼鳥やおでん、焼きそばなどお酒の肴を販売する屋台を出店したほか、山田錦の名産地・三木市吉川町の産直野菜販売所もオープンした。また、場内にステージを設け、同社軽音楽部の演奏や同社が応援する地元バスケットボールチーム「西宮ストークス」によるパフォーマンスも開催し、会場を盛り上げた。

 同社広報は、「今年は例年に増して来場者が増え、恒例となっている日本酒の福袋も午前中で完売した。今回は『辛丹波』の発売30周年を記念し、同商品の原酒を『本醸造生原酒』として提供しており、蔵開きでしか味わえないフレッシュさや力強さを楽しんでもらいたい。またフェイスブックと連動し、書き込みをした来場者に甘酒をプレゼントする企画も行った。さまざまな形で当社のブランドと触れ合う機会としてほしい」とコメントした。

 今回の蔵開きは、西宮の酒蔵6社が開催する「西宮蔵開2018」の1つで、西宮市が展開する西宮日本酒振興連絡会「“西宮の日本酒”振興プロジェクト」の一環として毎年開催している。