広島県清酒品評会 清酒「御幸」小泉本店がダブル受賞

2017年04月24日

 【広島】広島県酒造組合(広島市)主催の第112回「清酒品評会・褒賞状授与式」が4月18日(火)、同市中区のANAクラウンプラザホテル広島で盛大に開かれ、酒類業界の生販3層や各界の関係者ら約200人が「広島の新酒」を味わった。清酒「御幸」の小泉本店(杜氏・木原和彦氏)が「千本錦酒の部」金賞と「広島もみじ酵母の部」優等賞のダブル受賞に輝いた。

 「広島もみじ酵母の部」は優等賞のみで、このほか「千本錦酒の部」は銀賞に三宅本店・呉宝庫(杜氏・瀬戸富央氏)、銅賞に中国醸造(同・新屋英司氏)がそれぞれ選ばれた。

 「広島県」は、平成27年度6月期の課税移出数量が1万1518klで、全国54万8714klの2・11%を占めて第9位。

 「品評会」の審査は、3月22(水)23(木)の両日に広島県酒造組合であり、審査員6名で味や香りを厳正にチェック。「出品」は38社45庫77点で、千本錦酒22点と広島もみじ酵母酒17点を含む入賞71点を選んだ。

 「式典」では、蔵元代表で「西條鶴醸造」伊野本雅子さんと、杜氏代表で「亀齢酒造」西垣昌弘氏(石井英太郎社長が代理)を表彰。

 会場では、「岸田外務大臣」らの祝電も披露され、出席した来賓ら大勢が欧州・フランスなど海外に躍進する「広島の酒」を祝った。このほか「永年勤続表彰」や第66回「広島県春季きき酒競技会」表彰もあった。主な内容は次の通り。

 ◇   ◇   ◇ 

 【永年勤続杜氏・職員表彰8名】
 ▽25年以上=藤井雅夫▽20年以上=西垣昌弘▽15年以上=瀬戸富央、友安浩司、橘義光、金尾恵弘▽10年以上=増岡友和、花田由美子

 【きき酒競技会】
 ▽1位=山新良彦(賀茂鶴酒造)▽2位=大村耕平(福美人酒造)▽3位=土手一樹(白牡丹酒造)▽4位=脇本紳(賀茂鶴酒造)▽5位=宮地充宣