カナカンが春季展示会を開催

2017年02月14日

 【石川】酒類・食品総合卸のカナカン(金沢市袋町、吉田茂社長)は2月1日、2日の2日間、金沢市内の石川県産業展示館で「2017年 春季総合企画商談会」を開催し、約2000人が来場した。

 今回の出展社は▽食品=207社▽日配商品=119社▽菓子=108社▽フローズン商品=47社▽酒類=85社▽その他=10社――で合計576社(部門で重複有)となった。

 1日の開会式であいさつを行った同社の吉田社長は「同社の第3四半期の売上高は前年同期に比べ3・5%の増加となった。利益面も若干の増加となり、増収増益で着地している」と語った。また、最近の状況については「昨年5月に開設した新潟支店の低温センターは順調に推移している。また、本年4月から3カ年の中期経営計画を開始する。フルライン卸として、食と言えばカナカンと呼ばれるため、成長を続けたい」と述べた。

 今回はメインテーマを「新食生活 2020年に向けて」と題し、さまざまな提案を行った。催事コーナーでは▽新食生活ゾーン=「一日の健康は朝食から」をコンセプトに、イソフラボン、ベジタブル、ドリンクの3つのパワーメニューを提案し、「みつけよう新しい食のスタイル」コーナーでは、簡便・時短などの手軽にできるメニューの提案を行った▽ご当地提案ゾーン=同社オリジナル商品に加え、トモシアグループの各地域選りすぐりの提案を行った▽新商品提案ゾーン=ドライ中心のNBメーカーの一押し新商品をカテゴリ別に展示▽イートインゾーン=会場内に「おもてなしコーナー」を設置し、新しい商品やメニュー、什器などの提案を行った。

 酒類ブースでは入口に北陸ワイナリー協会のコーナーを設置し、地元の国産ワインの提案を行った。また、同社のオリジナル商品「天使のささやき」「魔法のしらべ」を特集した角打ちコーナー、金沢星陵大学と協力して開発した本格芋焼酎「金星」の提案などを行った。