伊藤忠食品 「既成概念を超える」大阪で夏季総合展示会

2016年08月03日

 【大阪】伊藤忠食品は7月28日、29日の2日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で夏季展示会「FOOD WAVE2016」を開催し、2日間で約7000人を招待した。

 同展示会は「Next Challenge 既成概念を超えろ!」をテーマとして、「厳しい環境の中で、変化に対応し、お取引先様の皆様とともに共生・共創していきたい」という同社の思いが込もっている。

 出展メーカーは、酒類44社、食品153社、業務用・チルド92社の計289社。会場内は「ギフトゾーン」「チルドゾーン」などテーマごとに分かれたゾーンで構築され、来場者が求めるテーマを分かりやすく伝えながら、旬のアイテムや販促策などをアピールした。特にテーマゾーンを中心に、自社ブランドが多く揃っており、個性ある提案を行う展示会となっている。

 「ヘルスケア」ゾーンでは、「おなかの健康Bar」をテーマに、乳酸菌入りの甘酒やヨーグルトへのトッピング、ヘルスケアキッチンでの試食など、「食を通じて予防する」をテーマとしたさまざまな食のアピールを行った。

 またギフトゾーンでは、「新規開拓獲得DMチラシ」「ギフト分析機能」など機能的な部分での提案を強化するとともに、カタログギフトとネットショッピングを融合させた「楽天コラボコーナー」やワレ・カケ、切り落とし、業務用などの“訳あり”「お買い得コーナー」、さらに展示会初登場のメーカー・ブランドを揃えた「商品発掘コーナー」など、多様なギフトの可能性を追求した。

 さらに酒類ゾーンでは、高価格市場でボリュームの大きいフランスにスポットを当てた「ワインで旅するフランス」、日本酒の熟成古酒を取り揃えた「熟成酒にチャンスあり!」、ウイスキーのクラフト(独立瓶詰業者)やブランデーに着目した洋酒コーナーなど、各酒類の個性を引き出したゾーンで来場者に新たなお酒の価値観をアピールした。

 28日に行った記者会見の中で、西日本営業本部の魚住直之本部長は、「今回は展示コーナーの3分の1以上を自社ブランドのコーナーとしており、当社ならではのアイテムと提案を強く打ち出している。ギフトやヘルスケアなどは特に注力しているコーナーで、多くの人にその提案と魅力を伝えたい」と語った。