アサヒグループホールディングスはアンハイザー・ブッシュ・インベブ（インベブ社）に対してサブミラー社のイタリア、オランダ、イギリス事業とその他関連資産を取得するための法的拘束力のある最終提案を行っていたが、対象事業の買収に関連する従業員との協議手続が完了したことを受け、インベブ社との間で株式売買契約書を締結したと発表した。
今回の買収は、インベブ社のサブミラー社買収に伴うもの。買収により独占禁止法に抵触する恐れがあることから、一部ブランドの売却を検討。そのうちアサヒグループホールディングスがオランダのグロールシュ社、イタリアのペローニ社、イギリスのミーンタイム社の３社を買収することで基本合意していた。
今回買収することになる３社はいずれもブランド力が高く、アサヒグループＨＤとしても３社を傘下に収めることで、海外での販売力は高まると期待している。
なお、今回の買収は、インベブ社のサブミラー社買収実行と同時に実行されるが、インベブ社によると平成28年下期に買収の完了が予定されているという。