醸造機器組合が総会、新理事長に喜多氏

2015年10月15日

 【東京】全国醸造機器工業組合は9月28日、第48回通常総会を日比谷の松本楼で開催し、上程の議案を審議可決した。任期満了に伴う役員改選では井上拓理事長が退任し、新理事長には喜多常夫氏(ルーツ機械研究所社長)が就任した。

 平成27年度は、「日本の伝統的醸造産業は国内では縮小しているが世界で注目される時代になっている」とし、グローバルな視野での活動のあり方を検討していくとした。さらに、安心安全水準をさらに高める必要があることから、「より高度な醸造機器を提供していくことも重要なテーマ。組合員の声を反映させながら組合運営を行っていく」とした。

 総会後に開かれた懇親会では、日本酒造組合中央会の岡本佳郎副会長や独立行政法人酒類総合研究所の後藤奈美理事らが招かれ、情報交換を行った。

 新役員は次のとおり。

 ▽理事長=喜多常夫(新任)▽副理事長=大辻節子、冨山好夫(新任)▽専務理事=伊藤勝