清酒の課税移出 16年ぶりに前年上回る

2012年05月08日

 日本酒造組合中央会がまとめた平成23年度(平成23年4月~平成24年3月)の清酒課税移出数量は、60万1807klとなり前年度比1・2%の増加となった。清酒の課税移出数量が前年を上回ったのは16年ぶり。8日に記者会見を開いて発表した。

 昨年の東日本大震災で東北・関東13県の蔵元が甚大な被害を被ったが、昨年4月以降、全国各地で東北清酒の支援の動きがあったことや、大震災を機に清酒の良さが見直されたことなどが16年ぶりのプラス成長につながった。

 また、単式蒸留焼酎の課税移出数量は47万9433klとなり0・4%の増加となった。単式蒸留焼酎が前年度を上回ったのは4年ぶり。