日本ワイナリー協会 新理事長に植木氏

2010年03月03日

 日本ワイナリー協会(岡部有治理事長)は2月23日、文京区の東京ドームホテルで通常総会を開催した。

 総会では、第36事業年度の事業報告並びに収支計算書が原案どおり可決されたほか、岡部理事長の辞任に伴う補充選挙が緊急議案として上程され、メルシャンの植木宏社長(写真)を新理事に選び、同日開かれた理事会で理事長に選任された。植木新理事長の任期は平成23年2月の通常総会終了時までとなる。

 岡部理事長は、退任のあいさつで、「3年に渡り理事長職を務めてきたが、その間の皆さんの協力に感謝する。新理事長では10歳若返ることになるが、若い力で国産ワインの発展に尽力してもらいたい」と話した。また、新理事長に就任することになった植木氏は、「協会員、皆さんの力を合わせて国産ワインの品質を一層向上させ、消費者に価値を伝えていきたい」と抱負を語った。

 同日は、平成21年度の日本醸造協会醸造技能者表彰伝達式も開かれ、メルシャン藤沢工場の熊田達氏、サントリー酒類登美の丘ワイナリーの野口長生氏、ニッカウヰスキー弘前工場の神鉄朗氏の3氏が表彰された。