宝酒造 4年ぶりの「田んぼの学校」開催

2023年06月07日

 【京都】自然の恵みと命のつながりを学ぶ社会貢献イベントが4年ぶりに現地開催。

 宝酒造は5月21日、社会貢献イベント「田んぼの学校2023」〈田植え編〉を南丹市園部町仁江にて、NPO法人森の学校、NPO法人自然観察指導員京都連絡会、仁江里山を生かす会の協力のもと開催した。

 同イベントには、京都・大阪・兵庫から15家族50人(大人28人、子供22人)が参加した。

 「田んぼの学校」は、お米づくりや自然観察などの体験を通して、参加者に自然の尊さや食べ物の大切さ、命のつながりや生物多様性の保全について学んでもらう活動で、2004年に千葉県で開始、2011年からは京都府での開催となり、今回で通算17回目の開催となる。

 型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年から2022年までの3年間は現地開催を中止していたが、子どもたちに豊かな自然を五感で感じてほしいという思いから、今回4年ぶりに現地で開催した。

 今回は従来とはスタイルを変え、時間短縮型の「午前・午後の2部制」で開催した。同日は天候に恵まれ、日中は日差しが強まり、気温は30度以上にまで上昇した。

 同社広報では、「時間を短縮しての開催であったが、一定の満足度は得られたかと思う。コロナ禍での『イベントの時間短縮・簡略化(あるいは中止)』に慣れているためか、制限のある環境でも前向きに受け入れてもらえたように感じる。保護者からは、『参加できて嬉しい』『開催してもらえて有難い』との言葉をもらえた」と久々の開催についてコメントした。

 なお同社では、コロナ禍中に自宅でも「田んぼの学校」を体験できる「田んぼの学校オンライン」を開催してきたが、今年も引き続き開催しており、自宅でお米作り体験ができる「おうちで田んぼ体験キット」の発送を完了している。

 同プログラムでは、Webサイトでお米作りのサポートを受けながら、自宅でお米作り体験ができるとともに、仁江で撮影した田んぼ&自然観察動画をWebで配信することで、自宅で田んぼや自然観察が学べる内容となっている。