愛知県酒造組合 愛知県新酒品評会表彰式を開催

2023年04月21日

 【名古屋】愛知県酒造組合(関谷健会長)は4月11日、令和5年愛知県新酒品評会の表彰式を西区のあいち産業科学技術総合センター食品工業技術センターで開催した。

 今回出品されたのは純米吟醸酒の部・36点(20場)、吟醸酒の部・36点(20場)、純米酒の部・32点(18場)、本醸造酒の部・18点(11場)の計122点。3月14日に行われた審査の結果、次のとおり入賞が決まり、それぞれの杜氏が表彰を受けた。また、表彰式後には同所できき酒も行われた。

 【県知事賞】

 ▽純米吟醸酒=純米大吟醸我山・鶴見酒造▽吟醸酒=虎変・金虎酒造▽純米酒=清洲桜・清洲桜醸造▲本醸造酒=蓬莱泉別撰・関谷醸造本社工場

 【県組合会長賞】

 ▽純米吟醸酒=木曽三川武陵桃源・内藤醸造、名古屋城・金虎酒造、蓬莱泉摩訶・関谷醸造本社工場、純米大吟醸神水・柴田酒造場、祥鳳・清洲桜醸造、ほしいずみ・丸一酒造

 ▽吟醸酒=大吟醸我山・鶴見酒造、木曽三川大吟醸・内藤醸造、國盛・中埜酒造、菊石・浦野、金紋ねのひ・盛田小鈴谷工場、生道井・原田酒造

 ▽純米酒=菊石・浦野、金虎・金虎酒造、一念不動60%・関谷醸造稲武工場、東龍・東春酒造、千瓢純米・水谷酒造

 ▽本醸造酒=清洲桜・清洲桜醸造、金虎・金虎酒造、菊石・浦野

 開催に先立ち関谷会長は「この品評会に対し、熱意と期待を持って挑んでいただけることはたいへんうれしい」と前置きし「酒づくりには難しい年となったが、各蔵が新しい技術を含む創意工夫を凝らしたことで、出品酒全体の高品質化が進んでいる。日本酒業界はまだまだ厳しい環境下にあるが、少しずつ吹いてきているフォローの風を活かして、業界発展を目指したい」と話した。また、表彰式に駆けつけた大村秀章愛知県知事は「本日の表彰は日々の真摯な取り組みと努力の賜物。これからもおいしい酒づくりに精進してほしい」と述べ「徐々にコロナ禍前に戻りつつある中で、いかに以前の日常を取り戻すかが課題。県としての事業も増え、県内外にも積極的にPRしていくので、一緒に取り組んでほしい」と要望した。