三和酒類「安心院葡萄酒工房」 〝グランプリ〟ジャパニーズワイン賞を受賞

2023年03月30日

 【大分】三和酒類(本社・宇佐市、下田雅彦社長)が運営する「安心院(あじむ)葡萄酒工房」(宇佐市安心院町下毛798、古屋浩二工房長)で醸された『安心院ワイン キャンベル・アーリー 2022』が、サクラアワード(〝SAKURA〟Japan Women’s Wine Awards)2023でダブルゴールドを受賞。さらにその中でも特別賞〝グランプリ〟ジャパニーズワイン賞を受賞した、初。

 2014年から開催されている「アジアで最大かつ最も価値あるワインコンペティション」。スローガンに、日本の家庭料理に合うワインを探す・ワインの消費拡大・ワイン業界で働く女性の活躍の場を広げるを掲げ、ワイン業界で活躍する女性〈ソムリエ、ワイン醸造家、ワインスクール講師、ワインジャーナリスト、ワインインポーター、流通、ワインの販売員等〉のみが審査員を務め、ブラインドテイスティングで評価する。

 第10回目となる今回は、世界28カ国から4222点が出品され、ダブルゴールドは271アイテムが受賞。ゴールド以上の受賞ワインの中から「特別賞」「和食・アジア料理に合うワイン賞」が選ばれ、さらにそれぞれ最高得点のワイン20アイテムに〝グランプリ〟の称号が与えられた。

 受賞ワインは「キャンベル・アーリー特有のぶどうを連想させる香り、ほんのりと甘い味わい、まさしくぶどうを食べているかのような心地よさを与えてくれる赤ワイン」。▽使用ぶどう品種=安心院産キャンベル・アーリー100%▽アルコール度数=10%▽タイプ=甘口(赤・非発泡性)▽容量/希望小売価格=720㎖/1481円(税込)

 受賞発表にあたり、ぶどう生産者を紹介した。「『安心院ワイン キャンベル・アーリー』用のぶどうを栽培していただいている山口稔さん・山口政夫さん。お二人は安心院葡萄酒工房設立時からずっと、三和酒類のワインづくりにご協力いただいている大切なパートナーです。良いワインづくりには、ぶどう生産者の方の想いと努力が欠かせません。私たちは今後も、ぶどう生産者の方々と想いを共有してワインづくりに励んでまいります」。

 同社は1971年、ワイン醸造を開始。2001年「安心院葡萄酒工房」を開園した。同工房は、高品位のワインを生み出す醸造場を表彰する「日本ワイナリーアワード」で最高位五つ星ワイナリーに2019年から4年連続で選ばれている。五つ星獲得は西日本で唯一。