大阪国税局 外国語指導助手らが酒蔵見学

2023年03月16日

【大阪】大阪国税局は3月4日、交野市私部の山野酒造で外国語指導助手などを対象に酒蔵見学・試飲会を開催した。

同取り組みは、大阪府内の小・中・高等学校に配属されている外国語指導助手(Assistant Language Teacher)や役場等に配属されている国際交流員(Coordinator for International Relations)等を対象に、ワイナリー・酒蔵見学バスツアーを行うもので、今年度で計5回開催予定しており、今回で4回目の開催となる。

見学バスツアーは、参加者から母国の友人等に情報発信してもらうことにより、日本産酒類の認知度向上を図り、輸出拡大につなげることを目的としている。

同日の見学バスツアーには12人が参加。酒蔵見学では、同社の山野久幸社長が酒造りの流れを説明しながら、酒蔵を案内した。セミナールームでモニターを交え、酒造りの流れを説明した後、タンクや麹室、洗米や搾りの現場などを巡り、日本酒がどのように育まれるかを参加者に説明した。

酒蔵見学後は、セミナールームに戻り、「かたの桜」「純米酒くらわんか・うすにごり」など同社の日本酒5種をテイスティングした。

大阪国税局課税第二部の山田茂筆頭酒類業調整官は、「同ツアーは今回が初の試みとなる。今後の大阪・関西万博に向けて輸出拡大を視野に入れ、GIワインや日本酒の認知度向上を目的としている。今回の参加者には、母国に向けて今日の体験をSNS等で発信してもらう予定としている」と同取り組みについて説明した。