日本酒造組合中央会四国支部 同支部会開催

2023年01月16日

 【中四国=四国・香川】酒造四国支部の会は、川人支部長ほか、理事の中村盛彦(徳島)竹村昭彦(高知)、監事の齋藤智彦(徳島)八木伸樹(愛媛)、中央会評議員の岸本健治(香川)、事務局の秋久徳子(高知)石川寛記(香川)長野邦江(同)の各氏が出席。「高松国税局」は、合田幸一郎酒類監理官・小濱元鑑定官室長・藥師寺裕美酒類業担当官らが臨席した。

 今年の主な行事として、▽5月=17日(水)通常総会(香川)、24日(水)中央会理事会▽6月=7日(水)中央会総会、14日(水)輸出会議(局)をはじめ、6月は日本酒フェア、23日(金)四国醸造セミナー総会(愛媛)、8月は夏期研修(愛媛)などを検討し計画。

 ほかにも若手の四国清酒懇話会・通常総会(高知)は5月をメドに検討中で、業界内の四国きき酒競技会は開催意義を重視しつつも、今期は見送る方向で調整。2月8日(火)の中央会評議員会の発言者や内容については希望者を募る。

 今年は、イベント再開やプロジェクト継続にも注力し、四国清酒懇話会が昨年から進めている第2弾「四国銘酒88おへんろ絵巻」(セーラー広告(株)提案)は月別セット別途販売も検討。再来年・令和7(2025)年「大阪万博」(4月13~10月13日まで半年間)のPRイベントとして復活させる「四国×酒國」は、規模的に開催可能な新しい会場の選定を協議。大阪へ早めの仕掛けを重視する高知は、同県独自ですでに自治体とともにPR活動に動いているとの戦略を明らかにした。

 冒頭あいさつした川人支部長は、昨年暮れ頃から深刻になり始めたリサイクルの茶瓶不足などに触れつつ、新制度に移行する租税特別措置法の軽減税率が従来通りの方向で庁や中央会の決着が着いたことなど明るい話題を報告し、「今年は酒造りにとって良い年で、四国の酒類業界を盛り上げたい」と展望した。