【大阪】近畿卸酒販組合は1月5日、「新年賀詞交歓会」を大阪市北区の帝国ホテル大阪で開催し、98社約254人が参加した。参加人数に制限があった昨年度開催から緩和され、今年の賀詞交歓会は人数制限のない開催となった。
竹内昭二理事長(マスダ)は新年あいさつの中で、「多くのメーカー、組合員様に集っていただき、非常に嬉しく思う。いわゆる行動制限がなくなった年末年始は3年ぶりとなる。こういった会合を再開することによって、これからコロナ後に向かって進んでいけるのではないかと思う。我々の業界も厳しい状況が続いており、酒類の消費も年々落ちている。1人あたりの酒類の消費量も当然落ちているが、これを今後無理やり増やすことは無理があるかと思う。今後、新しい需要の開拓を勤めることが急務でないだろうか。昨今では若年層が積極的に外出や飲食を行っており、活気付いている。『若い人がお酒を飲まない』という価値観は違うと思う。もっと若年層に飲んでもらえる環境を我々がつくる必要があるのではなかろうか。今年2023年は業界をあげて、やはりお酒を楽しむことをいろいろな形で伝えていければと思う」と参加者に呼びかけた。