カゴメ 野菜摂取充足測定器のレンタル・リース開始

2019年07月05日

 カゴメは、ドイツのBIOZOOM services社(バイオズームサービス社)と共同開発した野菜摂取の充足度を表示できる機器「ベジチェック」のレンタル・リース及び同機器を使った健康サポートプログラムの販売を7月1日から開始する。

 主に、企業や自治体の健康増進支援ツールとして、健康管理や健康診断での食事指導など様々な場面で活用できる。

 同機器は、皮膚のカロテノイド量を測定することで、野菜摂取の充足度を120段階で表示するとともに、野菜摂取量の推定値(g)を表示する。LEDを搭載したセンサーに手のひらを当て、数十秒で測定が完了することから、利用者がその場で結果を見ることができる簡便さが特徴となっている。

 野菜の摂取は各種疾病の予防につながることが知られている。しかし、日本人成人の平均野菜摂取量は1日あたり約290gとされており、厚生労働省が目標として掲げる1日350g以上には届いていないのが現状である。

 同社は「ニッポンの野菜不足をゼロにする」ことを目標として掲げており、生鮮野菜や野菜加工品などの商品(モノ)に加え、トマトをはじめとする野菜に関する知見を活かした健康サポートプログラム(健康セミナー、メニューレシピ監修、料理教室など)のコンテンツ(コト)の開発・販売にも力を入れて取り組んでいる。同機器を健康サポートプログラムに活用することで、利用者に対し「野菜をもっと摂取する」という行動を促していく。

 カゴメは「ベジチェック」を通じて、野菜を摂ることへの関心を高め、野菜摂取の促進に貢献することで、消費者の健康増進および健康経営推進のサポートを行っていく。