世界鷹小山家グループ 全国5社7工場の清酒を集め「世界鷹 ささの会」

2017年11月24日

 【埼玉】小山本家酒造を中核とする「世界鷹小山家グループ」(さいたま市、小山景市会長)の全国5社7工場の清酒を一堂に会したきき酒会「第14回 世界鷹 ささの会」が11月10日、さいたま市内のホテルで行われ、県内の政財界を中心に350人が来場した。

 「世界鷹 ささの会」は「世界鷹小山家グループ」の清酒を地元の人たちに一層愛飲してもらいたいとの思いで、同グループとゆかりのある人々が発起人となり、14年前にスタートした。

 会場では毎年恒例の「きき酒コンテスト」も開催され、参加者は熱心にきき酒を行った。同コンテストは日本酒造組合中央会主催の「きき酒選手権大会」と同様の嗜好順位法で行われる本格的なもので、成績優秀者には「世界鷹認定 ●酒伝道師」の称号を授与される。

 同グループの小山会長はグループの状況について「5社7工場あわせて全国で4位の出荷量となった。吟醸酒では全国第3位となっている。卸部門では県内1000件の酒販店との取り引きを行うグループ体制となっている」と報告を行った。 会場では小山本家酒造が「金紋世界鷹」をはじめとする同社商品の売上の一部を「埼玉県NPO基金」に寄付したことを表彰する表彰式も行われた。昨年10月~今年9月に集まった寄付金は108万6000円で、この取り組みを開始した8年前からの累計では912万7300円となり、県内の河川の浄化を目指す団体などに市を通して寄付されている。