大阪府小売酒販組合連合会 さらに組合加入促進を

2016年01月14日

 大阪府小売酒販組合連合会は、全国小売酒販組合中央会との結びつきをこれまで以上に強め、組合業務に取り組んでいる。

 全国小売酒販組合中央会は「酒類小売業界の現状と地域社会を守るための環境整備へのお願い」を取りまとめ、国に向けて現在酒販業界が抱える問題を訴え、要望について強く陳情している。

 残念ながら議員立法の上程は次期国会以降へ先送りされたが、大阪府小売酒販組合連合会としては、議員立法の早期成立に向けて、全国小売酒販組合中央会の要請に対応し、出来うるかぎり地元への働きかけに協力していく。

 組合活動では、今まで以上に経費削減などに取り組み、人件費や光熱費、総会費についても大きな削減を実現した。また会合の効率化も図り、合同役員会議というものを新たに設け、組合での伝達事項を役員に効率良く伝えている。また協同組合でも、極力在庫を減らし、受注発送を行うことで大きく経費削減を実現している。

 組合員の新規加入についても積極的に取り組み、27年度(10月現在)も26人の新規加入があった。組合加入による福利厚生のメリットが伝わった結果が数字として表れていると考えている。

 協同組合事業の販売状況は、平成27年4月~11月実績の金額対比で、酒券が前年比98・2%、商品に関しては94・7%で推移している。

 「清酒千福」については、少しずつではあるが数字が伸びつつある。これは千福会について大阪酒販協同組合の直営の事業として、取り組みを強化した結果が表れたものと評価している。

 また、ビール共通券の有効期限も近づいてきており、これらの対応も積極的に行っている。これに関しては、今後も組合員を通じて、店頭やステッカー、口頭でアピールを続けていく。

 今年も、大阪の酒販組合として真摯に取り組んでいきたいと思っている。組合の情報に関しては、酒販だよりとDMを活用し、傘下組合員に向けて、活動内容を届け、連携を強めていく。さらに組合の加入促進を進め、魅力ある組合へと育成し、組合員の利益につながるよう執行部一同で努力していきたい。

 【大阪府連・平成27年度組合員移動状況】▽期首員数=2990▽新規加入=26▽営業再開=0▽法脱脱退=93▽任脱脱退=14▽休業=5▽期末員数(27年10月末)=2904

 【大阪酒販協同組合・平成27年度実績】(平成27年4―11月)▽商品券売上=48億1576万3191円(前年比98・17%)▽酒類売上=4308万9541円(94・72%)▽商品売上=890万7572円(93・60%)▽合計=48億6776万304円(98・13%)