<日本酒>蔵開きイベント/「国菊」篠崎

2014年04月18日

【福岡】㈱篠崎(篠崎博之社長、朝倉市比良松)は3月23日、「国菊(くにぎく)蔵開き・清酒まつり」を開催。過去最多1100人の来場で賑わった。

 同社の創業は江戸後期。清酒「国菊」、本格麹仕込み「国菊あまざけ」、長期熟成麦焼酎「千年の眠り」などを醸造する老舗蔵元で、「国菊」は2013年(平成24酒造年度)全国新酒鑑評会で金賞受賞している。

 来場先着8人による鏡開きで開幕。金箔入り樽酒が振る舞われ、「秋月鎧揃え保存会」による武者姿の一団が華を添えた。新酒を含む商品の試飲販売や利き酒コンテスト、「飲めない方まで楽しめるよう」蔵内巡りのクイズラリー、アレンジ甘酒レシピ紹介、子どもへの綿菓子・ポップコーン・風船の無料進呈も。思いを込めた贈り物にと自作ラベルコーナーを設け、小売販売場「蔵元店・千の蔵」もごった返した。

 例年に増し「清酒を豊富にラインナップ」。蔵開き限定で「斗瓶囲い」の純米大吟醸と大吟醸を300ml瓶、360本限定で販売したほか、「酒蔵角打ち『BarUmeno』」では同社営業・梅野さんが、地産米で醸した清酒がベースの「ソルティー夢つくし」などのカクテルを販売した。

 蔵開き実行委が地域周遊のマップを制作したほか、開催に合わせ「食のあさくら研究会」がジビエ料理などPRの「あさラボカフェ」をオープン。近くの公民館「舒翠館(じょすいかん)」では第3回「比良松の懐かしい写真展」があり、魅力発信の地域連携を広げた。