月桂冠は、中華人民共和国の上海市に酒類などの販売会社「月桂冠(上海)商貿有限公司」を7月1日に設立した。中国国内における清酒などの販売のため、日本からの輸入に加え、現地酒造会社による委託製造で製品の調達も開始し、供給体制を充実させる。既に8月上旬に委託製造による初回のびん詰めを実施。8月18日から中国国内に向けた出荷を開始した。
同社は、これまで広東省深圳市の販売代理店を通じて中国国内への商品供給を開始。2006年からは北京と上海の販売代理店とも契約を結び、販路の拡大を図ってきた。
2007年10月には、上海に駐在事務所を開設し、酒類市場調査、各地の販売代理店への支援活動を通じて、日本料理店をはじめとする料飲市場などへ販売を行ってきた。今回の現地法人設立により、中国国内における月桂冠ブランドの清酒販売の拡充を図っていく。
同社は事業戦略のテーマの一つとして「海外事業の推進」を掲げている。日本の同社本社からの輸出は50カ国におよび、関連会社の米国月桂冠(カリフォルニア州フォルサム市)からは、清酒需要の多い米国内をはじめ、カナダ、ブラジル、欧州などの市場にも供給をしている。
なお、新会社の資本金は500万人民元で、代表者(執行董事)には玉越信也氏が就任した。
