全国醤油工業協同組合連合会(武田與光会長)は5月25日、第49回通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で新会長に大久保太郎氏(フンドーダイ社長、熊本県みそ醤油工業協同組合理事長)を選任した。武田会長は顧問に就任する。
大久保新会長は、「市場問題、JAS法問題、原料高・重油高に伴うコストの問題、PRの問題など多くの課題が山積している。全醤工連の伝統を汚さぬよう新しい理事とともに諸問題に取り組んでいく」と就任のあいさつを行った。
総会では平成22年度事業報告書、収支決算書を承認。任期満了に伴う役員改選では大久保新会長のほか、三林憲忠氏(ヤマモリ社長、三重県醤油味噌工業協同組合理事長)、武部一成氏(タケサン社長、小豆島醤油協同組合理事長)、福山耕司氏(福山醸造社長、北海道味噌醤油工業協同組合理事長)の3氏を副会長に選任した。また、東日本大震災で被災した3県(福島県、宮城県、岩手県)について、賦課金を減免することがそれぞれ承認された。