【大阪】サントリービア&スピリッツは12月2日、近畿エリアの飲食店を対象とした「プレミアムブレンデッドウイスキーセミナー」を北区の帝国ホテル大阪で開催し、約300人が来場した。
同セミナーは、同社のプレミアムブレンデッドスコッチの代表的ブランド「バランタイン17年」、プレミアムブレンデッドウイスキー「響17年」について、味わいの特長や新しい楽しみ方を紹介した。
同社の荻野義明常務取締役近畿営業本部長は、「近年のウイスキー復権のカギはブレンデッドウイスキーにある。長く減少傾向にあったウイスキー市場は、2008年に回復し、2009年にブレイクすることとなった。その大きな要因は、ハイボール人気によるブレンデッド拡大が最大の要因といえる。今回のセミナーでは当社の代表的なブランド『バランタイン17年』と『響17年』について改めて皆様に理解を深めてもらいたい。店でのプレミアムウイスキー拡大のきっかけにしてもらいたい」とセミナー開催の主旨について説明した。
セミナーでは、同社のスピリッツ営業部ウイスキーアンバサダーの鈴木篤氏が講師に立ち、“1”ウイスキーのトレンド“2”ウイスキーとは“3”「バランタイン」と「響」“4”ハイボールについて--をテーマに、モニターを交えて説明。ウイスキー好調の背景を説明するとともに、各ブランドの歴史をモニター上映で分かりやすく伝えた。さらに、実際にウイスキーを試飲するとともに、樽熟成の香りを理解してもらうために、ウイスキーを1滴手にとってこすると木の香りがすることを確認してもらったり、各席でセミナー参加者自身がハイボールづくりに挑戦するなど、体験型のセミナーを行った。
同社の濱井健児営業企画部企画担当部長は、今回のイベントについて、「ハイボールの貢献によりウイスキーは拡大しているが、業務用でウイスキー市場を支えるボトルキープ市場に向けて、今回のセミナーを行った。大阪を含め、全国16カ所で開催したが、今回の大阪が最大規模となった。今後、ウイスキーの市場拡大をさらに勢いづけたい」と概要説明した。