沢の鶴 神戸大と共同開発「茜彩」

2010年11月22日

 沢の鶴と神戸大学は、共同研究により新しいタイプのP日本酒「茜彩(あかねいろ)」を開発し、11月15日に沢の鶴が発売を開始した。両者の所在地である神戸市灘区と大学の連携協定が、共同研究のきっかけになっており、産学官の協力が商品開発に結びついた形だ。

 灘区と神戸大学は2004年12月、連携して地域社会の発展に尽くす「連携協力に関する協定書」を結んだ。これに基づき、神戸大学と沢の鶴は2006年10月、「灘区発、灘の酒物語創出プロジェクト」と名付けた共同研究をはじめる「連携協力に関する覚書」を締結。さらに具体的な協力をとり決めた「共同型協力研究契約」も結んだ。

 ガクアジサイ、シロタエギク、ヒマワリ、コスモスなど、さまざまな植物の花から1250菌株の酵母を採取し、選抜した結果、サザンカからアルコール発酵能力のある有用酵母を分離した。サザンカの花は白から赤まで多彩だが、酒造りには薄い赤色のサザンカを使用。赤米を使用することで、すっきりとした喉ごしをもちながら、日本酒とは思えない甘酸っぱさをもつ商品になった。冷やしてストレートで飲むだけでなく、ロックやソーダ割りで飲むのにも最適な商品になっている。

 ▽アルコール分=14・5度▽日本酒度=マイナス60▽酸度=4・0▽容量=300ml▽参考小売価格=379円