サントリーは、タイで清涼飲料を製造・販売する「Tipco F&B社」との資本提携について、同社の株を100%保有する「Tipco Foods社」と合意し、9月6日に契約調印した。この提携により、サントリーは、今後Tipco F&B社の株を50%保有することとなる。
今回の資本提携は、拡大を続ける東南アジア清涼飲料市場への進出を目指すサントリーと、さらなる事業拡大を目指すTipco Foods社の意向が一致したもので、今後、Tipco F&B社を核として、タイおよび東南アジア地域で清涼飲料事業を共同で展開していく。
Tipco F&B社は、1989年にバンコク市で設立され、1993年に果汁100%飲料「Tipco」ブランドを発売、現在、タイ国内で果汁飲料ナンバーワンブランドのポジションを築いている。
今後は、果汁飲料はTipcoブランド、機能性飲料や茶系飲料はサントリーブランドを販売し、東南アジアでの事業を拡大していく。
【 Tipco F&B社概要】▽本社所在地=タイ・バンコク▽社長=ヴィワット・リマサクダクル▽設立=1989年▽従業員数=825人(2007年3月時点)▽事業内容= 清涼飲料の製造・販売▽主要商品=「Tipco」「Squeeze」(果汁100%飲料)、「Cool」
(低果汁飲料)、「Aura」(ミネラルウォーター)▽売上高=53億円(2006年)※1バーツ3・5円で換算
