サッポロビールが中国での販売強化

2007年01月22日

 サッポロビールは、このほど中国の製造委託先を上海APB社に変更し、中国でのさらなる販路拡大に向け、中国上海藍田食品有限公司を販売総代理店として販売委託を開始した。これに伴い、中国市場で販売中の「三宝楽(サッポロ)ビール」の新たなラインアップとして30l樽および355ml缶を投入し、販売アイテムを拡充する。
 中国のビール市場は、著しい経済発展に伴いプレミアムビールの人気が上昇し、「三宝楽ビール」も着実に日本の高級価格帯のビールブランドとして評価が定着してきており、樽詰と缶の発売を要望されていた。その要望に応えるため、2006年4月から30lの樽詰ラインを有する上海APB社と共同でテスト販売を行っており、今年から本格的に販売を開始。それに合わせて355ml缶も発売し、同時に既存の大びん、小びんのデザインをリニューアルする。
 このような状況により、製造については、びんに加えて缶、樽の製造ラインを持つ上海APB社に委託先を1本化することとし、販売については、中国上海藍田食品有限公司を販売総代理店として、中国での販路の拡大を目指していく。
 同社では、これにより中国市場で今年6万ケース(大びん換算)、2008年には10万ケース(同)の販売数量を目指す。