【福岡】酒類卸の倉松酒販(株)(北九州市、倉松聰社長)は、“からだに優しく さいふにも優しい あなた想いの純米酒”、「蔵真通(くらまつ)純米酒」を発売した。酒名は社名の「くらまつ」と、“蔵の真の通の酒”の意を掛けたもの。
同社は焼酎ブーム後を見据え、清酒の新提案商品の企画立案に着手。「高齢化社会突入の中、とりわけ地元北九州は全国有数の高齢人口化が予測され、企業城下町でもある当地には団塊世代も多い。団塊人の健康意識は強く、健康をお金で買うことに抵抗は少ない」(同社)との認識のもと、値ごろ感のある純米酒を、福岡県下の蔵元、いそのさわと共同開発した。
福岡県産酒へのこだわりも主張。豊かなコクとキレの良さ、コメの旨みを生かしたふくらみのある味わいで、燗酒でも冷やでも日本酒(さけ)のおいしさをたん能できる。
「ほどよく温められた日本酒は、疲労を癒し、心身ともに温もりを感じさせてくれる。第一においしく、かつリーズナブルな価格で日本酒(純米酒)を味わいたい。そんな思いを団塊人は抱いているはず」(同)。思いを裏切らない酒質を目指し、価格は一升びん税込み1750円に抑えた。
▽アルコール度=15度以上16度未満▽日本酒度=プラス4▽酸度=1・5▽容量=1・8lびん▽希望小売価格=1750円

