高見王冠(神戸) 省資源王冠「アルダット」の第2弾

2005年04月13日

  【神戸】高見王冠(神戸市東灘区魚崎南町、高見隆之社長)の開発した省資源対応でコストダウンにも有効な1・8Lびん用新型王冠「ALDAT」(アルダット)に続き、「ALDAT-N」(アルダット-エヌ)が、清酒、本格焼酎メーカーの間で好評を博し、各地で採用するメーカーが増加している。
 同社の1・8Lびん用王冠「ALDAT」は、冠頭と中栓を一体成形し、中栓の先貼り部分(アルミ箔)を廃したことにより、クレームの防止策も兼ね、従来の二重型に比べて大幅なコストダウンを実現。特殊な構造(PAT)としたことで、中栓の浮き上がりの心配もない。
 省資源有効利用促進法に対応して、分別がしやすいようにアルミニウム材、樹脂のみを使用しており、中栓上部にはリサイクルマークも刻印している。従来のブリキを使用した王冠でしばしば起こった、錆の付着問題を心配する必要もなく、また、びん詰め工程についても、キャッパーに微小な修正をするだけですむため、従来のびん詰めラインを使用できることから、販売量を増加している。
 容器、包装の再商品化を求められる中、こうした発想をさらに進めたものが「ALDAT-N」で、開封時に冠頭のアルミニウム材と中栓の樹脂に完全に分離されるため、分別処理に100%対応している。従来の「ALDAT」と同じ利点を持ち、さらに省資源有効促進法に対応した「ALDAT-N」は、清酒、本格焼酎メーカーのコスト削減に大きな効果を発揮し、錆の付着など衛生面での心配もないため、今後も採用メーカーの増加が期待される。
 問い合わせは同社(TEL078-441-2666、E‐mail:takamicrown@nifty.com)まで。