頼山陽と酒 資料館で企画展や関連行事開催

2017年10月23日

 【広島】「明治維新」の来年150周年を前に、幕末の思想に影響を与え、お酒とも縁が深いことで注目される江戸時代の歴史家「頼山陽」。広島市中区袋町の「頼山陽史跡資料館」で平成29年度企画展「頼山陽と酒~一杯一杯復(また)一杯~」が10月13日(金)から開かれている。11月26日(日)まで。

 同企画展は、同資料館の主催で「頼山陽記念文化財団」が協力。9時半から17時開館で、月曜休館(入館は閉館30分前まで)。「入館料」は一般300円(20名以上団体240円)ほか、学生は割引料金など。企画展にあわせ、「関連行事」が開かれている。学芸員が展示の見どころを語る「展示解説会」が10月21、11月4日・11日のいずれも土曜3回で13時半から。試飲会「明魂(めいこん)を猪口(ちょこ)っと味わう会」は、同資料館ロビーで10月14・21・28日の土曜に3回実施(午前10時から)。

 「広島県食品工業技術センター」が毎年試験醸造・頒布している清酒「明魂」について大土井律之副部長が解説。「広島杜氏組合長」を務める竹鶴酒造の石川達也杜氏も講師に加わる。「カープ利き猪口」の試飲付き参加費800円で、各回50名。

 「石川杜氏」は、11月3日(金)14時から15時半まで、合人社ウェンディ「ひと・まちプラザ」(広島市まちづくり市民交流プラザ)で開かれる「頼山陽文化講演会」の講師も務める。「日本の酒造りは江戸時代に完成した!」を演題に定員100名。問い合わせは、「頼山陽記念文化財団」(TEL082―542―7022)へ。