SVB フレッシュホップフェス開催

2017年10月16日

 【東京】スプリングバレーブルワリー(和田徹社長)は、今年収穫した国産ホップで作ったビールを楽しむイベント「フレッシュホップフェスト2017」を日本ビアジャーナリスト協会や全国のクラフトブルワリー、東北や京都のホップ生産地域、各地の飲食店とともに9月22日から10月22日までの1カ月間にわたり開催する。

 今年で三回目となる同フェストのテーマは「Grow Brew Drink」で特にホップ生産者にも日が当たるような企画とし、昨年を大幅に上回る31ブルワリーが参加するほか、全国各地の料飲店60店も参加。全国規模でフレッシュホップビールを楽しめる1カ月となる。

 10月13日には代官山にあるスプリングバレーブルワリー東京で各地のホップ農家やクラフトブルワリー、地域のキーパーソンが集まりホップ農業の今後のあり方やホップを通じた地方創生の取り組みについてディスカッションを実施した。また、同会場では期間中フレッシュホップを使った34種のビールのきき酒や、各ブルワリーのある地域のご当地グルメも味わえる。またブルワリートークショーやホップ畑をVRで紹介するコーナー、ホップ博士によるホップ講座なども実施される。

 クラフトビール市場のすそ野拡大に伴い、原料でありビールの多様性を支えるホップに対する関心が高まっているが、その主産地は欧米各地がほとんど。一方で、近年は国産ホップにも注目が集まっており今回はそうした国産ホップの個性を楽しむとともに、採れたてのみずみずしい香味を体験してもらい、国産ホップの魅力を感じてもらいたいとし、同社・マスターブリュワーの田山智広氏は、「国内各地のホップ農家は生産者の減少や高齢化への対応が必要。このイベントを起点にさまさまな活動を通じ、全国各地のホップ生産地を積極的に応援していきたい」としている。