鹿児島県酒造組合奄美支部 黒糖焼酎の日、初イベント

2008年05月15日

  【鹿児島】鹿児島県酒造組合奄美支部(喜禎光弘支部長)が、“奄美黒糖焼酎の日”(5月9・10日)に合わせ、需要振興を目的に地元でイベントを催す。黒糖焼酎の日は、昨年奄美で講演した小泉武夫・東京農大教授が、黒糖(コクトウ=5<コ>9<ク>10<トウ>)の語呂合わせで提唱。昨年、制定記念の式典があったが、“奄美黒糖焼酎”アピールのイベント開催は初となる。

 今年は5月9日のみ(会場は奄美市内の会館とホテル)。“奄美黒糖焼酎の語り部養成講座”と銘打った研修会を、地元の酒類流通業者や飲食業・観光業の従事者を対象に実施する。地元関係者に黒糖焼酎への理解を深めてもらい、消費者へのPRにつなげるねらい。経営コンサルタントが、黒糖焼酎の勧め方やイベント棚の作り方をアドバイスするほか、熊本国税局の酒類業調整官が講師となって地域団体商標(地域ブランド)についても説明する。

 奄美黒糖焼酎について学習後は、実際に奄美群島で製造されている代表銘柄のすべて、18銘柄を試飲。熊本局担当官が商品説明も行う。

 さらには奄美黒糖焼酎を楽しむ酒宴も催し、参加者が地元の奄美黒糖焼酎の魅力に触れる機会をつくる。

 当日はイベントに先立ち、県外需要振興施策について協議。県外イベントの開催などを検討するもようだ。