アサヒビール 「生ジョッキ缶」を韓国でも数量限定発売

2023年05月17日

 アサヒグループホールディングス㈱(東京、勝木敦志社長)傘下の㈱ロッテアサヒ酒類(韓国・ソウル、鄭戴学代表理事、深山清志代表理事)は、「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」を韓国で発売した。日本で販売されている商品を5月から数量限定で発売し、今夏を目途に韓国専用デザインの商品を発売し通年で展開する予定という。

 「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は、アサヒグループが日本で展開する缶容器(340㎖)のビールで、開栓すると缶体内側の特殊塗料によりきめ細かい泡が自然に発生し、飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいが楽しめる世界初の商品となっている。

 同商品は、家庭内でのビール飲用をより楽しくワクワクさせる新しい価値を提供するため、約4年の開発期間を経て、アサヒビールが2021年4月に日本で発売。販売開始から想定を上回る需要に対し商品供給が追い付かず、一時休売となった。

 その後は毎月数量限定で販売し、生産体制を強化したうえで2022年7月から通年販売を再開。現在では485㎖の商品も販売し、ラインアップを強化している。

 さらに、毎年40カ国以上からエントリーが集まるビールコンテスト「International Beer Challenge」の「Design&Packaging Awards(デザイン&パッケージ部門)」で2021年に金賞を受賞し、国際的な評価も得ている。

 日本での発売以降の反響は韓国でも話題になり、発売を求める消費者の声が相次いだことから、ロッテアサヒ酒類が5月から韓国で販売を開始することになった。

 ㈱ロッテアサヒ酒類は、アサヒグループホールディングス㈱とロッテ七星飲料㈱が共同出資して2004年に設立した合弁会社で、韓国において、「アサヒスーパードライ」を始めとした輸入酒類の販売事業を手掛けている。アサヒグループは、「ロッテアサヒ酒類を通じて韓国での『アサヒスーパードライ』の販売を強化している。革新的な商品を展開することで、〝期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造〟を目指す」としている。