ビール酒造組合 今年も「STOP!20歳未満飲酒」プロジェクト実施

2023年04月19日

 ビール酒造組合および会員ビール5社(アサヒビール・キリンビール・サッポロビール・サントリー・オリオンビール)は、20歳未満の飲酒防止を目的として2005年から「STOP!20歳未満飲酒」プロジェクトを展開している。同プロジェクトは例年、4月と12月のキャンペーン期間中に「STOP!20歳未満飲酒」の広告の露出を高め、メッセージの認知向上と20歳未満飲酒防止の浸透を図っており、ビール酒造組合における2022年12月度調査では、20歳未満者のキャンペーン認知率は9割強で推移し続けており、20歳未満の飲酒率の低減に貢献している。

 今年4月は、お酒は20歳以上であることを強調する広告デザインを主体に、少量飲酒の容認(本人も周囲も少しのお酒くらいなら…と考える)NGと自己判断の容認(若者の自主性に任せて…と大人が考える)NGのキャッチコピーに刷新しており、4月月間で「STOP!20歳未満飲酒」を告知する。YouTubeをはじめSNSなどのデジタルメディアへの広告投入により、メインターゲットである10代と親世代を中心に告知する計画。

 また、STOP!20歳未満飲酒のWebサイトを昨年リニューアルし、10代のための学習コンテンツも拡充。キャッチーなイラストを用いたデザインに変更しただけでなく、学習指導要領に沿った内容に改訂した。

 さらに、動画や理解度チェックテストは小学生向け、中学生・高校生向けを用意し、レベルに合わせて学習できるように工夫をした。学校の10代の飲酒防止教育の授業等で、学習コンテンツが利用されることを期待している。

 また、店頭でのPOP掲出も行う。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、カラオケボックスなどの店舗内で「STOP!20歳未満飲酒」のPOP類を掲出してもらい、20歳未満飲酒防止の告知に取り組む。