国税庁令和4CY課税移出数量 業務用回復でビールなど堅調

2023年03月22日

 国税庁は、令和4CY(2022年1月~同年12月)の酒類の課税移出数量をまとめ発表した。

 令和4CYの全酒類合計の課税移出数量は、810万2216㎘となり前年同期の801万6683㎘に比べて1・1%増となった。

 主な種類の課税移出数量は、▽清酒=37万1729㎘で8・1%減▽連続式蒸留焼酎=31万7351㎘で1・4%増▽単式蒸留焼酎=39万2619㎘で0・7%増▽ビール=215万5167㎘で13・5%増▽果実酒=35万2364㎘で3・1%増▽ウイスキー=18万2847㎘で13・9%増▽発泡酒=57万6598㎘で4・4%減▽その他の醸造酒=26万7095㎘で8・2%減▽スピリッツ等=99万6550㎘で0・8%減▽リキュール=235万9762㎘で5%減――となり、コロナ禍で家庭用需要が大きく伸びた反動で発泡酒やその他の醸造酒、リキュールが減少となった一方、業務用の回復などによりビールやウイスキーが2ケタ増と大きく伸びた。

 一方、昨年12月の全酒類の課税移出数量は、80万2424㎘となり、前年同月の82万6503㎘に比べて2・9%減となった。

 主な種類の課税移出数量は、▽清酒=5万4432㎘で16・2%減▽連続式蒸留焼酎=3万2567㎘で3・1%減▽単式蒸留焼酎=4万3495㎘で5・3%減▽ビール=22万9607㎘で0・3%減▽果実酒=3万3099㎘で2・9%増▽ウイスキー=1万9383㎘で10・4%増▽発泡酒=5万4245㎘で4・9%減▽その他の醸造酒=2万1377㎘で3・7%減▽スピリッツ等=9万2935㎘で4・1%増▽リキュール=20万7972㎘で4・9%減――となり、多くの酒類で減少して着地した。