霧島酒造 『第21回ニシタチ霧島フラッグデザインコンペティション』の優秀作品決定

2023年03月14日

【宮崎】霧島酒造(江夏順行社長、本社・都城市)が実施した『第21回ニシタチ霧島フラッグデザインコンペティション』の優秀作品が決まった。コンペ名にある〝ニシタチ〟は宮崎県最大の夜の繁華街・宮崎市西橘通りの通称。同界わいの街路灯に掲揚するニシタチ霧島フラッグを選ぶもので、今年3月から来年2月まで掲示される。

今回は「ニシタチでわいわいがやがやと賑やかな時間を過ごしてほしい」という想いを込め〝わいがや〟を制作テーマに公募。宮崎県内のデザイナーから合計30作品の応募があった。

同社とニシタチまちづくり協同組合との関係は、同組発足時の2000年頃から始まり、ニシタチと宮崎県内のデザイナーの両方を盛り上げる目的で、コンペティション形式で作品を選び掲揚している。

コンペでは最優秀賞・優秀賞・霧島特別賞の3作品に加え、西橘通りの飲食店をはじめとする関係者に選んでもらう「ニシタチ特別賞」1作品を選出。最優秀賞にはP’MAS・相田恵氏の作品が選ばれた。「シュルレアリスムを思わせる手法で、ニシタチが発展していく様子が表現されており、ニシタチを訪れる人の心を賑やかにし、明るい未来を想像させる」と評価された。

受賞4作品(各4連作)は3カ月ごとに掲揚作品が替わり、年間を通じニシタチを彩る。まちづくり協同組合・齊藤友亮理事長は「暗かった街がこの取組で明るくなったように感じます。台風対策で外した際には、なぜ外したのかという問合せもありました。それくらい、風物詩のようなものとして、フラッグがあることが当たり前になってきていると思います」とコメント。同社は「これからも宮崎のだれやめの中心地であるニシタチを応援し、さらなる発展を目指してともに歩んでいく」としている。